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ダリ展 [美術館]

ダリ展

 日本では過去最大規模となる
 ダリ展が開催された。

 詳細は公式ホームページへ http://salvador-dali.jp/


 1 オーケストラの皮を持った3人の若いシュルレアリストの女たち   
    (サルバドール・ダリ 1936年)   
 o-kesutorano kawawo.png



 2 見えない人物たちのいるシュルレアリスム的構成
    (サルバドール・ダリ 1936年) 
 mienai jinnbutu.jpg 



 3 奇妙なものたち (サルバドール・ダリ 1935年頃)
 kimyouna monotachi.jpg



 4 ウラニウムと原子による憂鬱な牧歌 (サルバドール・ダリ 1945年)
 uraniumu to.jpg



 5 素早く動いている静物(サルバドール・ダリ 1956年頃)
 subayaku ugoiteiru seibutu.jpg






 日付 2016年11月12日(土)
 場所 国立新美術館 (六本木)
 時間 10時~11時30分頃

〈会場の雰囲気〉
 ・会場入って正面に「DARI展」の文字が黒の壁に映し出されている。
  年代ごと8つのチャプターに分かれている。

 ・展示のほとんど(書籍除く)がダリの作品。

 ・通路は広く取られているが、
  作品が小さいもの(特に音声ガイド付きの絵画)の前はいっそう混雑している。

 ・また、映像前の通路は人の流れが悪い
 (1回の上映が長い、映像スペースが狭い)。
 
 ・前半はとても混雑しているが、後半になるにつれだんだん人の流れがスムーズになる。

 ・朝早くから多くの人の来場があった。


〈見学者の様子〉
 ・男:女=3:7。

 ・多くは20代~60代の男女。
  カップル、夫婦、女性グループ(40代~60代に多い)
  
 ・女性は友達同士、夫婦で来ている人が多い
  子供連れはいない。

 ・解説をじっくり読む人が多い。

 ・音声ガイドは男女ともに利用している。



〈土産物コーナーの状況〉 
 ・ポストカードは、入荷待ちの商品が発生するなど、非常に人気が高い。
  一人あたりの購入枚数は3~5枚。

 ・図録がよく手に取られていたし、売れていた。

 ・Tシャツ、トートバッグのバリエーション展開が豊富。
  デザインも良い。

 ・ジグソーパズルなども展開。大小3種類ずつほど。

 ・お菓子の展開は多くはない。
  (クッキー、チョコレートなど)


〈この展示会で感じたこと〉
 ・開館直後から多くの人で賑わっており
  ダリの人気と、この展示への期待度の高さがうかがえた。

 ・シュールレアリスムという表現はとても面白い。
  普段の生活では触れることのない表現なので、刺激になる。

 ・パッと見たときのビジュアルや色彩が面白いので
  深く考えなくても楽しむ事ができる。
  一方で、「この作品はどういう事を考えて描かれたものなのだろうか」
  と、背景を知りたくなるような魅力がある。

 ・時代の流れを素直に受け止め、表現に活かす柔軟さがダリにはあったように思う。

 ・ポストカードの色彩が大きくいじられていて
  印象が大きく違っている物があった。
  やはり生で実物を見た方が良いと感じた。


〈背景〉
 ・ 会期   2016年9月14日(水)~12月12日(月)
         休館日 毎週火曜日

 ・時間   午前10時~午後6時 毎週金曜日 、
        11/19(土)、11/26(土)、12/3(土)、12/10(土) は午後8時まで
        ※ただし、10月21日(金)、10月22日(土)は午後10時まで
        (入場は閉館の30分前まで)

 ・会場   国立新美術館 企画展示室1E

 ・主催   国立新美術館
        ガラ=サルバドール・ダリ財団
        サルバドール・ダリ美術館
        国立ソフィア王妃芸術センター
        読売新聞社
        日本テレビ放送網
        BS日テレ

 ・共催   ぴあ、WOWOW

 ・後援   スペイン大使館、TOKYO FM

 ・協力   日本貨物航空 日本航空

 ・特別協賛 キヤノン

 ・協賛   花王、損保ジャパン日本興亜、大日本印刷
        大和ハウス工業、トヨタ自動車
         みずほ銀行、三井物産



〈編集後記〉

※本「楽園のカンヴァス 原田マハ著」についてのネタバレを含みます。

楽園のカンヴァス読了しました。
「もっと読んでいたかった、続きが気になる・・・」
アンリ・ルソーが描いたとされる絵画の真贋を見極めるために呼び寄せられた二人の専門家は、
自分の置かれた状況と絵画との間で揺れ動いていく。

真贋を見極めるキーとなる物語の中には、
ルソーと絵のモデルとなったヤドヴィガ、ピカソなどが登場し、
読み進める度に私自身もその世界へのめり込んでいくようであった。
真贋を見極める際にはティム・ブラウンの視点で描かれているが、
ぜひ女性主人公の織絵視点でも読んでみたい。

この本の中で一番心に残った織絵の言葉
「この絵には熱意がある、それだけです」
アンリ・ルソーについて数々の論文を出している織絵が、
真贋の講評の際言った台詞ですが、
講評の放棄とも取れるこのシンプルな言葉を
どんな気持ちで言ったのでしょうか。

私は美術展で絵を見る際、
あまり難しいことは考えず
パッと見た時の印象で鑑賞することが多いです。
せいぜい少しの世界史の知識と、作品の解説を読んで作品に思いを巡らせるくらい。
しかしこのブログで美術レポートを上げるようになってから、
美術展全体を客観的に比較できるようになるにつれ、
知識をもう少し増やして、
絵画に対する理解を深めたいと思うようになってきました。

織絵ほどの知識はないにしても、
近い景色を見られたら素敵ですね。


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