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2024年のユーラシアグループ10大リスク [ニュース]

2024年のユーラシアグループの10大リスク

 世界で最も民主主義国家が政治的危機に直面すれば地政学的な不安定さを世界にもたらす可能性があると危機感を示し、最大リスクとしてアメリカの分断を挙げた。


1,アメリカの分断(The United States VS Itself)
2, 瀬戸際に立つ中東
3,ウクライナの事実上の割譲
4,AIのガバナンス欠如
5,ならず者国家の枢軸
6,回復しない中国
7,重要鉱物を巡る争奪戦
8,インフラによる経済的逆風
9,エルニーニョ現象の再来
10,アメリカでのリスキーなビジネス

であった。


1,アメリカの分断
アメリカの政治システムの機能不全は先進的な民主主義国の中で最もひどく、
11月の大統領選挙に向けて政治的な分断がさらに深まるという見方を示した上で、
前回の選挙結果を履そうとしたなどとして複数の罪で起訴されたトランプ前大統領と現在81歳という高齢のバイデン大統領はいずれも大統領にふさわしくなく国民はどちらのリーダーも望んでいない。

2,瀬戸際に立つ中東
イスラエルとハマスの戦闘を終わらせる明確な方法はなく、
この戦闘をめぐる政治的分析が世界に影響を与える。
イエメンの反政府勢力フーン派による船舶への攻撃で物流網への影響なども懸念される。
また、紛争の現場がイランに接近すれば原油の流れが阻害され原油価格が上昇するだろう。

3,ウクライナの事実上の割譲
ロシアは現在、戦場での主導権を握っており、アメリカの支援などが滞る中、
ウクライナの領土が事実上、ロシアに割譲される可能性がある。

4,AIのガバナンス欠如
企業がはぼ制約を受けないままさらに強力なAIモデルなどがかいはつさえ、
政府のコントロールを超えて普及する可能性がある。

5,ならず者国家の枢軸
ロシア、北朝鮮、イランというならず者国家が、
ロシアによるウクライナへの侵略以降、協力関係を深め、
既存の制度や原則を弱体化させようとしている。

6,回復しない中国
すでに外国人投資家の撤退などの不調の兆候があったが、
中国政府が金融の脆弱性や需要不足に対応できず、中国経済の回復は難しいだろう。

7,重要鉱物を巡る争奪戦
重要鉱物はイノベーションから国家安全保障迄、
事実上すべての領域でで大切だがそお生産地は一部御地域に偏り、
各国政府は価格変動を増大させるなど保護主義的な措置を取る可能性がある。

8,インフラによる経済的逆風
しぶといインフレに起因する高金利が世界中で成長を鈍化させるだろう。

9,エルニーニョ現象の再来
異常気象いよって、食糧難、水不足、物量の混乱、病気の流行、政情不安
等をもたらすだろう。

10,アメリカでのリスキーなビジネス
大統領選挙が近ずくにつれて国内市場が分断され、全アメリカに展開する企業は
特定の州の市場からの撤退などを迫られる可能性がある。


といった具合である。いずれにしても世界情勢に目が離せない年である。
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ユーラシアグループの今年(2023年)の10大リスク [ニュース]

ユーラシアグループの今年(2023年))の10大リスク

 すっかりお馴染みになったユーラシアグループの10大リスクだが昨年の予想を
振り返ってみると、新型コロナウイルス感染の封じ込めを図る中国のゼロコロナ政策が失敗することをリスクの一番に挙げ見事にいい当てた。
また、ロシアによるウクライナ侵攻が昨年始まったことは予想外であったが、リスクの第5位にロシアを挙げウクライナ侵攻を予見する内容であった。
そうして今年の10大リスクは、

 1,ならず者国家ロシア
 2,最大化する習近平氏の権力
 3,テクノロジーの進歩による社会混乱
 4,インフレショック
 5,追い詰められるイラン
 6,エネルギー危機
 7,途上国への成長打撃
 8,アメリカの分断
 9,Z世代の台頭
10,世界の水不足
とした。

 1,ウクライナ侵攻を続けるロシアは、世界で最も危険なならず者国家
   (ROGUE Russia) になる。
   長期化するウクライナ侵攻で国際社会から孤立したロシアが核兵器による脅しを
   強め、
   ウクライナを支援する欧米の不安定化を狙ってサイバー攻撃や重要インフラへの
   攻撃を行なうと分析している。

 2,昨年10月の共産党大会で3期目政権を発足させた中国の習近平国家主席への
   権力集中が引き起こす混乱を挙げている。
   習氏が権力を極限まで集中させたことで、政策運営へのチェック機能が働かず
   大きな間違いを犯すリスクが高まっていると予測。

 3,AI=人工知能の技術的進歩は社会の信頼を損ない、
   ビジネスや市場を混乱させる。
   ポピュリストなどは政治的利益のためにAIを武器化し、
   陰謀論やフェイクニュースを広める。

 4,世界的なインフレに対し、各国の中央銀行は金融引き締めを続けています。
   そうした中で世界は景気後退に追い込まれると予測し、
   世界各地で政治的な不安定につながると分析。

 5,イランの抗議デモ。
   女性の頭髪を隠すスカーフの着用を巡って抗議デモが拡大。
   政権崩壊の可能性は低いが、
   過去40年間のどの時点よりもそのリスクが高くなっている。

 、エネルギー価格の上昇は消費者と政府に負担をかける。

 、世界経済の発展で途上国と先進工業国の間に機会均等が縮小し、
   世界中で生活水準の質が向上。
   しかし、新型コロナのパンデミックロシア、ウクライナ戦争、
   世界的なインフレが健康や教育に関する指標の低下する。     

 8,アメリカは世界の先進国の中で最も政治的に偏向し、
   機能不全に陥っている国の一つで政治的暴力のリスクが続いている。

 9,Z世代は1990年半ばから2010年代初頭に生まれた若者で
   生まれたときにすでにインターネットが存在しいたデジタルネイティブ世代です。   
   この世代が新しい政治勢力となり、影響力がさらに拡大すると予測。

10,水不足は世界的かつシステミックな問題になる。
   各国政府は一時的な危機としてしか受け止めていないと認識の甘さを警告。
   世界の企業の3分の2が重大な水不足に直面すると予測。


 番外リスクもどきとして
・ウクライナ支援に亀裂
・機能不全化するEU
・台湾有事
・技術を巡る米中報復合戦

以上のように今年も様々な政治りすくが想定されます。経済環境では景気と
物価動向、アメリカの中央銀行にあたるFRBの利上げ回数と停止時期、
日本銀行の緩和政策修正が注目点です。
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2022年度ユーラシアグループ今年の10大リスク [ニュース]

ユーラシアグループの今年(2022)の10大リスク    

1,No zero Covid
ゼロコロナ政策の失敗
2,Technopolar world
巨大IT企業の影響が強まる世界
3,US midterms
米国の中間選挙
4,China at home
中国の国内政策
5,Russia
ロシア
6,Iran
イラン
7,Two steps greener, one step back
脱炭素政策とエネルギー政策の衝突
8,Empty lands
世界各地に”力の空白”
9,Corporates losing the culture wars
価値観の衝突に敗れる多国籍企業
10,Turkey
トルコ
と発表した。

1,中国が新型コロナの感染封じ込に失敗し、中国国内の消費の落込みやサプライ
  チェーンの混乱といった影響は世界に波及し、経済不安やインフレの加速、
  格差拡大などに対する不満が、各地で政情不安を引き起こす恐れがあると警告した。
  これを”ノー・ゼロコロナ”と表現した。
  中国のワクチンがイマイチのこともあり、中国でオミクロンは大流行し、
  強引な都市封鎖などでは抑えきれなくなる。
  中国は、先進諸国と全く違った展開になると予想。

2,国家や政府の力が及ばない巨大IT企業の影響が強まる世界
  デジタル空間では一握りの巨大IT企業が主役となり、
  個人の思考にも影響を与えると指摘。米国では11月の中間選挙を前に、
  デジタル空間に誤情報がさらに広がり
  民主主義への信頼が損なわれると予測。
  デジタル分野において米中の緊張が高まるだろうとの懸念を示した。
  ドイツでは、ファーウエイの締め出しを明言していないので
  米国から圧力を受ける可能性あり。
  IT巨大企業への課税問題ももめそうである。

3,トランプ前大統領の2024年米国大統領選への出馬を左右するだけでなく、
  歴史的な転換点となるとした。民主党のバイデン大統領の支持率が低下する中、
  野党共和党が議会上下両院の多数派となる可能性があると分析。
  民主党と共和党のどちらが勝っても不正選挙だと批判合戦となり、
  混乱や暴動が起こる恐れがあるとした。トランプ復活は、ドイツにとって悪夢。
  日本は米国と中国の択一をより強く迫られる可能性あり。

4,中国内政
  今年の後半の共産党大会で習近平総書記が異例の3期目政権に踏み出すことが
  確実視されており、習政権に対するチェック機能がほとんどない。
  独裁色を強める中国に対し、ドイツと日本がどう付き合っていくかはますます
  悩ましくなる。

5,ウクライナ情勢を巡るプーチン大統領の次の一手に注目し、
  米露かんけいは極めて危険の緊張状態にある。
  メルケル(東独出身、ロシア語堪能でプーチンの信頼の厚かった)
  なきあとのドイツがプーチンと渡り合うのは大変そう、
  苦労して作ったノルトストリーム2(ロシア産の天然ガスをドイツに運ぶパイプらいん)
   はいつになったら稼働できることやら。

6, イラン
  核合意の立て直しを巡り、対外強硬姿勢を崩さず。
  周辺地域で緊張が高まり紛争リスクも。
  イスラエルがイランを先制攻撃するリスクあり。日本の原油輸入が心配。

7,脱炭素政策とエネルギー政策の衝突
   当面エネルギー価格高騰がインフレや市場不安定化の要因に。

8,世界の力の空白地帯
  アフガニスタンやイエメンでテロ組織が増長、
  ミャンマーなどで難民流出や内戦の懸念
  対立する米中が今年は内向きになる中、
  日本は米中の仲介役としての役割を問われる。

9,価値観の衝突に敗れる多国籍企業
  企業は、環境や人権問題などへの対応を迫られ、高コスト化にも直面。

10,トルコ
   国民の目を経済危機からそらすためのエルドアン大統領の強硬的外交政策で
  周辺地域の緊張も。

ちなみに昨年のリストは、1)米国の分析、2)コロナ長期化 3)グリーン化 4)米中緊張関係 5)データを巡る競争、6)サイバーリスク、7)トルコ危機、8)産油国の
経済財政的困難、9)メルケル退陣、10)中南米危機でした。その大半が今年も
継続する留意点であることが確認できる。



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2020年度ユーラシアグループ10大リスク [ニュース]


2020年度ユーラシアグループ10大リスク


 恒例になりましたユーラシアグループの世界市場を脅かす10大リスクが発表された。これまでユーラシアグループでは、米国内政治を最大リスクに挙げたことはなかった。
でも今年は前例のない形で試される見通しである。


1,誰が米国を統治するか
  11月の大統領選には多くの人が不当で不確実な物だと見なす結果になると指摘している
(世論調査では投票が公正に行われるとした米国人は53%であった)
これにより社会不安やある程度の政治的暴力などに繋がり、外交政策はより不安定になるであろう。

2,技術の分断
  米中テクノロジー企業間の競争は半導体やクラウドコンピューティング、次世代通信規格5G等戦略上重要な分野以外のより幅広い経済活動にも広がる。
その結果中国企業は投資水準が押し下げられ株式上場が妨げられる可能性の性がある。

3,米中関係
事態の打開の可能性は低い。米国は中国企業への出資規制の取り組みや制裁、技術管理など中国に強硬な措置を講じる見込み。これに対し中国は企業を信頼の出来ない組織リストに加えることで報復する。

4,世界の溝を埋められない多国籍企業
各国が経済成長鈍化や格差拡大、安全保障問題に取り組む中、世界的に多国籍企業の経営首脳は一段と対立的な規制環境に直面する

5,インドの首相 モンヂィ
  同国の宗派を巡る不安定さが増すほか、外交政策と経済の両面で後退する見通し

6,欧州の地政学
  欧州は軍事品貿易や技術開発の障壁を取り除こうとして米中と争う予想

7,気候変動に関する政治と経済
環境と持続可能性、ガバナンスの基準を守るように一段の圧力を受けるほか,コスト増にも対応するように求められる。地球温暖化の影響で自然災害が珍しくなくなっているため、社会運動や施錠不安が高まる得る

8,中東(イスラム教シーア派の三日月地帯)
  イランも米国も全面戦争を望んでないとした上でイラク内部での致命的な小競り合いが起きる可能性がある

9,中南米での不満
  成長の停滞や汚職、サービスの質の低さに対する国民の不満が強く、政治の不安定化リスクは引き続き高い。アルゼンチン、エクアドルなど

10,トルコの挑発
エルドアン大統領は、自分の支持率が下がったと感じれば挑発行為に出る可能性が有り、現在でも不調なトルコ経済がさらに打撃を受ける。米国議会主導のトルコ制裁はおそらく今年の前半に発効する見込み。エルドアン大統領がこれに対抗して対米制裁を科せば、緊張は激化する


2020年は、国際政治の転換点にあるであろう。
過去数錠年にわたりグローバリゼーションは、世界の貧困を減らし,平和を支えてきた。
しかし、現在は米中対立や先進国の分断が進み世界的な危機を生みだす可能性が高まっている



【編集後記】

あけましておめでとうございます。
恒例となった10大リスクの記事ですが、去年と比べても一層やばい感じがしますね。
2019年国内は年号が変わり新しい時代を迎えましたが、世界的にも米朝首脳会談、英のEU離脱問題、香港デモなど激動の年でした。
よりスピード感をもって物事に取り組む必要がありそうです。

さて去年の私はというと、とあるバンドにはまって大変日常生活が潤いました。
こんなペースで曲作って大丈夫かな・・・休んでないなこりゃ・・・
と心配する一方で、次はどんな景色を見せてくれるか、というワクワク感もありました。
頑張っている人の周りにはそういう人が寄ってくるんだなって、見ていて思います。

本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
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ダイヤモンドの現代事情 [ニュース]

ダイヤモンドの現代事情

dia.jpg

今年の1月、例年通り東京ビッグサイトでは国際宝飾展(IJT)が行われた。
注目を浴びたのは、一般メディアでも取り上げられているラボグロウンダイヤモンド---
合成ダイヤモンドだ。
IJTでは香港始めインド、米国、日本から製造メーカーが出展。
従来の人工ダイヤモンドとは一線を画すこの合成ダイヤモンドの参入については
既存の宝飾メーカーも注目している。
(合成ダイヤモンドと呼ぶと従来の工業用も含まれると考えられるので、
ここではラボグロウンダイヤを宝石としての用途で製造されるダイヤとして区別している)


何が違うのか。
キュービックジルコニアやクリスタル、モアッサナイトのような人工石は疑似石とも言われ、
早い話がダイアモンドとはよく似た他人ならぬ別物。
ラボグロウンダイヤモンドは
化学式や結晶構造、屈折率、ダイヤモンドを構成するあらゆる要素と同じものだ。
天然と養殖の関係とすればわかりやすい。
当然識別は困難で、ラボグロウンダイヤモンドにはシリアルナンバーが刻印され、
GIA(米国宝石学会)の鑑定書が添付されるようになっている。

デビアスはブランド「Light Box」にてファンシーカラーのラボグロウンダイヤの取り扱いを開始。
天然では超希少なピンクやブルーのファンシーカラーを用いたジュエリーのオーダー販売を行う。

GIA 特集「デビアスの合成ダイヤモンド、2018JCKショーで困惑を招く」
https://www.gia.edu/JP/gia-news-research/de-beers-synthetic-shock-draws-mixed-reactions-2018-jck

Light Box 公式サイト
https://lightboxjewelry.com/


ファンシーカラーについては研究が進めば、
天然ではあり得ないレインボーカラーも実現するという人もいる。

さて、その輝きばかりが比較されがちな天然ダイヤとラボグロウンダイヤだが、
研究所育ち(Lab Grown)のダイヤにはブロックチェーン技術が採用され、
製造から消費者の手元に渡るまでの行程がクリアになっている。
対して天然ダイヤモンドはKP(キンバリー・プロセス)による原産地証明が国際的に行われている。
ダイヤモンドが反社会勢力の資金調達に利用されないように発足した制度だが、
対象が原石にとどまること、越境させ原産地をカモフラージュすることを防止できていない現状など課題がある。
またフェアトレードのように子供や女性労働者の問題には対応していないことへの批判もある。
ティファニーは原産地情報を顧客と共有することを今年1月10日に発表。
2020年には業界初、個々の製造工程情報まで公開予定だという。
これもまた、0.18ct以上の登録済みダイヤモンドにティファニー独自のレーザー刻印でシリアルナンバーを施し、
顧客と情報を共有して追跡を可能にする。
天然であれ合成であれ、ダイヤモンドもタグ付けされ情報で紐付けされる時代が来たということだ。

商品の信頼が保たれること、安全であると可視化され安心して購入できるのは望ましいことだ。
とはいえ、何もかもデータで管理されてしまうというのも味気なく思える。
宝石の魅力の中には、人間の一生の何万倍という途方もない時間や、
意図的に生み出すことができない希少性、あるいはそこから生まれるミステリアスな側面も含まれていたはずだ。
見た目の美しさや商品的な信用と、それ以外の価値について、
さて人々はどれくらいの差をつけるのだろう?

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2019年度ユーラシアグループ10大リスク [ニュース]

2019年度ユーラシアグループ10大リスク


2019年は10のうち半分が米国に関するリスクでトランプが率いる米国の動向が
引き続き世界情勢の行方に大きな影響を与えるとした

 1.地政学的な危機を誘発する”悪い種”
 2,米中関係
 3,サイバー抗争のの激化 抑止力が効かない問題も露呈
 4,欧州のポピュリズム
 5,米国内政治 トランプ大統領の不正追及で混乱
 6,イノベーションの冬
 7,意志なき連合
 8,メキシコ  左派の新政権の経済政策に懸念
 9,ウクライナ  ロシアとの外交、軍事的の緊張
10,ナイジェリア  大統領選(2月)の結果次第で混乱も

1位は、地政学上の”悪い種”が何年か先に実を結ぶと予測した
     悪い種の例としては、トランプ大統領の就任以降、民主主義の機能が
     弱体化しつつある米国の政治制度、欧州連合懐疑論が強まる欧州、
     米国を中心とした同盟関係の弱体化、各国に広まるポピュリズム、
     ナシュナリズムなどとした

2位は、米中関係  米中貿易摩擦の解決の見通しがたたず、テクノロジーや経済、
     安全保障の分野でさらなる緊張が高まると分析
     米中はいずれも軍事的衝突は望んでいないが,アクシデントをきっかけに
     本格的な外交危機に発展する恐れがあるとした

3位は、サイバー抗争の激化  外国からのサイバー攻撃に攻撃的手段で対抗する
     空間での抗争を激化させかねないと危惧している

意志なく連合は、自由主義秩序を望まないサウジアラビアのムハンマルド皇太子や
トルコのエルドアン大統領らがトランプ大統領と組む可能性、欧州ではポピュリスト
の影響力がさらに強まるとみる。 
と言った具合で世界中の地政学的事象のほとんどが悪い方向に向かっているとした。



〈編集後記〉

新しい年が始まりました!
皆さんいかがお過ごしでしょうか?

昨年は自然災害の影響によってあらゆる分野に影響がでました。
いろんな方からお話をうかがってみても、良い影響は聞きませんね・・・
そういった予想できない事態にも対応できるように、
準備をしておくのが大事ですね。
災害用の荷物をまとめよう、まとめようと思いながら年を越してしまったので
今年こそは備えておこうと思います 笑

また、今年は目標の1つに読書をあげました。
月に1冊は新しいタイプの本を読もう!!
今までは小説だったらホラーやミステリー、たまにエッセイ
みたいなかんじでした。
小説も違う作家さんの作品を読んだり
あるいは全く違うジャンルの本を取り入れていきたいです。
読書も月によって読むペースにムラがありましたが
意識して読書の時間を作ろうと思ってます。
ブログの編集後記にも、たまに感想を載せられたらいいなー。

1日の時間を大切に・・・
今年もよろしくお願いいたします!!

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2018年 ユーラシアグループ10大リスク [ニュース]

2018年 ユーラシアグループ10大リスク

 毎年恒例のユーラシアグループ10大リスクが発表された。
2017年の10大リスクの首位は、”独立したアメリカ”であった。
米国第一主義を掲げるトランプ米大統領の登場で米国が世界の諸問題解決で
リーダーシップを取らなくなり世界が不安定化するというものである。
これに対して、今年の首位は中国の影響力が強まるとみる。
中国は、広域経済圏構想”一帯一路”や
インフラ投資などを通じて関係国への影響力を強めると予測。
存在感の低下する米国の間隙(=真空状態)を突くように中国が台頭すると考えた。

1,中国は真空状態を愛す
  米国不在の間隙=真空状態を突いて中国が影響拡大

2,偶発的なアクシデント
  米欧などの先進国の影響力が弱くなっていることから北朝鮮やシリアなど
  の国際的な紛争が起こるというリスク

3,世界的なテクノロジーの冷戦
  イノベーションの最新の波は、2018年に重要な役割を果たす
  インターネットとテクノロジー分野のより広い緊張の時に発生する

4,メキシコ
  NAFTA再交渉と7月の大統領選の結果により、
  メキシコの長期的見通しの決定的の瞬間になる
  反米を掲げる候補が当選すれば、外資導入など従来の経済重視路線が変更を迫られ、
  進出する日本企業も影響がでる

5,米、イラン関係
  原子力協定が失敗すれば、世界は新たな危険な動きに突入

6,組織、機関の衰え
  官僚制度に対する一般的な信頼は低下し、既存システムが信頼を失った

7,保護主義 2.0
  反体制勢力の動きは、政策立案者に世界経済競争のより商業主義的アプローチ
  へのシフトを余儀なくさせた。つまり保護主義が再び強まる。

8,イギリス
  英国の混迷は、激しいBREXIT交渉と困難な国内政治の両方

9,南アジアの政治
  南アジアのアイデンティティ政治は、経済プランナーや外国人投資家に
  予期せぬ課題を引き起こして、ますます繁栄しつつあるこの地域の未来を脅かす

10,アフリカの安全保障
  アフリカの不安定な周辺地域からの負の逸出効果は、大陸の成功事例を
  ますます損なう

と書いてある。
 今年の大きな特徴として、世界でのリーダーたる国家が無くなり、
自国中心のナショナリズムの台頭が挙げられている。
それによる最大のリスクは、世界秩序すなわち、平和と地域交流への影響である。
既存の制度、仕組み、組織(国家ないし地域、グローバルレベルの組織)
の役割や運営方法での変化の必要性等が爆発的に生じているにもかかわらず、
それに対応しきれていないことによるものがあらゆる方面で発生しているようである。
全人類の英知を集中して、これらの問題解決へ舵を切る転換の年にすべきである。
リスク回避もさることながら、リスクを緩やかに受け入れながら、被害を最小、かつ
関係者間に平等にとどめるための方策を協議することが大切である。
問題を先送りしないで出来ることから着実に実行することを、各国が責任を持つとともに、
助け合いの仕組みも考慮すべきある。



〈編集後記〉
 私は新年早々、胃腸炎になってしまい、1週間ほど寝込んでいました。
3日の日から胃をしぼられるような腹痛が続いて、
病院にかかるとおそらくウイルス性の胃腸炎だろうと・・・
ウイルス性だと対症療法になるので、脱水症状にならないよう、
こまめに水分を摂って過ごしておりました。
これでも軽い症状だというから驚きです。
もう二度とかかりたくないですね・・・笑

 こうした自分では予測できなかった病気や事故は突然降りかかるのだなと思います。
いや、本当は予測できたのかもしれません。
今思えば師走で慌ただしく、飲み会も多かったですから、
免疫力が下がっていたのかも。

 今回のユーラシアグループの10大リスクは、
自分たちの生活の中ではあまり実感の無いものですが、
去年のリスクで上げられていた、アメリカや北朝鮮はずっと話題に上がっていました。
こうしたリスクが自分の足下にじわじわと近づいている事を知り、
そして予測できるリスクを回避することを念頭に置いて、
今年一年もまた過ごしていきたいですね。

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今年の世界十大リスク予想、2017 [ニュース]

今年の世界十大リスク予想、2017


政治リスクの調査会社ユーラシアグループが発表した今年の十大リスクは、
 1)独立したアメリカ
 2)中国の激しい対応
 3)力を失ったメルケル
 4)インドなどで構造改革進展なし
 5)テクノロジーと中東
 6)中央銀行の政治化
 7)ホワイトハウス対シリコンバレー
 8)トルコ
 9)北朝鮮
10)南アフリカ
であった。


20170121-00000005-jij_afp-000-view.jpg

アメリカが同盟国や国際機関、通商条約から距離置くリスクがくすぶる。
ユーラシアグループの代表イアン・ブレマーは、アメリカの指導力低下でリーダー不在となる世界を”Gゼロ”と名付け、危険性を指摘してきた。
トランプ氏がアメリカ大統領に選ばれたことで
Gゼロの世界がそこまできていると改めて警鐘を鳴らしている。

2位の中国は、秋の党大会を経て習近平政権が2期目に入る。
最高指導者が大幅に入れ替わる予定で、
改革開放以降で最も複雑なイベントになるだろうと予想される。
習氏は、中国の利益に対する外からの挑戦に対し敏感になり、
これまで以上に外交問題について強硬に対応すると考えられている。

3位には、メルケルドイツ首相が力を失ったヨーロッパである。
難民問題の悪化、フランスの大統領選挙での国民戦線のルペン候補の動向、
全く先の見えなくなってきたギリシャ問題、イタリアの銀行問題、トルコの扱い方など、
今年のヨーロッパはには問題が山積みである。


大きく世界が変わろうとしている今、世界の動きに注意して下さい。





〈編集後記〉
※本「天使と悪魔 ダン・ブラウン著」「インフェルノ ダン・ブラウン著」についてのネタバレを含みます。


「天使と悪魔」 読了しました。
専門的な内容も多く出てきますが、話の構成はシンプルでわかりやすいので、
短い時間でもさくさく読み進めることができました。
単行本は上中下巻に分かれていて、かさばらないので、持ち運びやすかったです。

イルミナティを名乗る組織が、セルンから多量の”反物質”を盗み出した。
1人の科学者が惨殺されており、その胸にはイルミナティの焼き印が押されていたのだ。
”反物質”は1ミリグラムでも膨大なエネルギーを生み出す物質で、
その爆発の様子はまさにビッグバンの再現・・・もし地上で爆発を起こしたら・・・
特殊な装置のバッテリーが尽きるのは、持ち出しから24時間。
大学教授ロバート・ラングドンとセルンの科学者ヴィットリアは、
”反物質”を取り戻すべくヴァチカンへ向かう。
最後にわかる衝撃の事実とは。

見所のひとつは、実在する美しい建築や美術品の数々ですが、
「インフェルノ」では情景描写が細かであるので疾走感があり、
一方で「天使と悪魔」は1カ所をじっくり描写することで、
敵の本拠地に近づいているという緊迫感が強かったように思います。

また、この小説には対立する言葉が多く出てきます。
”神と科学” ”ヴァチカンとイルミナティ” ”物質と反物質”
そして ”天使と悪魔” など・・・
「科学こそ新しい神」という主張と「科学の中に神の姿が見えないのか」という主張。

物事に二面性があるのは当然ですが、この小説を読むと、
どちらが正しいか正しくないかというよりも、
どちらが正しいと感じるかが大事なのだと思いました。
あるいは、相反するものの中にも共通することはあるのかもしれません。


今年も世界でたくさんの出来事が起こる、怒濤の年になりそうですが、
よく見極め、判断をしていきたいものです。


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