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2024年のユーラシアグループ10大リスク [ニュース]

2024年のユーラシアグループの10大リスク

 世界で最も民主主義国家が政治的危機に直面すれば地政学的な不安定さを世界にもたらす可能性があると危機感を示し、最大リスクとしてアメリカの分断を挙げた。


1,アメリカの分断(The United States VS Itself)
2, 瀬戸際に立つ中東
3,ウクライナの事実上の割譲
4,AIのガバナンス欠如
5,ならず者国家の枢軸
6,回復しない中国
7,重要鉱物を巡る争奪戦
8,インフラによる経済的逆風
9,エルニーニョ現象の再来
10,アメリカでのリスキーなビジネス

であった。


1,アメリカの分断
アメリカの政治システムの機能不全は先進的な民主主義国の中で最もひどく、
11月の大統領選挙に向けて政治的な分断がさらに深まるという見方を示した上で、
前回の選挙結果を履そうとしたなどとして複数の罪で起訴されたトランプ前大統領と現在81歳という高齢のバイデン大統領はいずれも大統領にふさわしくなく国民はどちらのリーダーも望んでいない。

2,瀬戸際に立つ中東
イスラエルとハマスの戦闘を終わらせる明確な方法はなく、
この戦闘をめぐる政治的分析が世界に影響を与える。
イエメンの反政府勢力フーン派による船舶への攻撃で物流網への影響なども懸念される。
また、紛争の現場がイランに接近すれば原油の流れが阻害され原油価格が上昇するだろう。

3,ウクライナの事実上の割譲
ロシアは現在、戦場での主導権を握っており、アメリカの支援などが滞る中、
ウクライナの領土が事実上、ロシアに割譲される可能性がある。

4,AIのガバナンス欠如
企業がはぼ制約を受けないままさらに強力なAIモデルなどがかいはつさえ、
政府のコントロールを超えて普及する可能性がある。

5,ならず者国家の枢軸
ロシア、北朝鮮、イランというならず者国家が、
ロシアによるウクライナへの侵略以降、協力関係を深め、
既存の制度や原則を弱体化させようとしている。

6,回復しない中国
すでに外国人投資家の撤退などの不調の兆候があったが、
中国政府が金融の脆弱性や需要不足に対応できず、中国経済の回復は難しいだろう。

7,重要鉱物を巡る争奪戦
重要鉱物はイノベーションから国家安全保障迄、
事実上すべての領域でで大切だがそお生産地は一部御地域に偏り、
各国政府は価格変動を増大させるなど保護主義的な措置を取る可能性がある。

8,インフラによる経済的逆風
しぶといインフレに起因する高金利が世界中で成長を鈍化させるだろう。

9,エルニーニョ現象の再来
異常気象いよって、食糧難、水不足、物量の混乱、病気の流行、政情不安
等をもたらすだろう。

10,アメリカでのリスキーなビジネス
大統領選挙が近ずくにつれて国内市場が分断され、全アメリカに展開する企業は
特定の州の市場からの撤退などを迫られる可能性がある。


といった具合である。いずれにしても世界情勢に目が離せない年である。
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ユーラシアグループの今年(2023年)の10大リスク [ニュース]

ユーラシアグループの今年(2023年))の10大リスク

 すっかりお馴染みになったユーラシアグループの10大リスクだが昨年の予想を
振り返ってみると、新型コロナウイルス感染の封じ込めを図る中国のゼロコロナ政策が失敗することをリスクの一番に挙げ見事にいい当てた。
また、ロシアによるウクライナ侵攻が昨年始まったことは予想外であったが、リスクの第5位にロシアを挙げウクライナ侵攻を予見する内容であった。
そうして今年の10大リスクは、

 1,ならず者国家ロシア
 2,最大化する習近平氏の権力
 3,テクノロジーの進歩による社会混乱
 4,インフレショック
 5,追い詰められるイラン
 6,エネルギー危機
 7,途上国への成長打撃
 8,アメリカの分断
 9,Z世代の台頭
10,世界の水不足
とした。

 1,ウクライナ侵攻を続けるロシアは、世界で最も危険なならず者国家
   (ROGUE Russia) になる。
   長期化するウクライナ侵攻で国際社会から孤立したロシアが核兵器による脅しを
   強め、
   ウクライナを支援する欧米の不安定化を狙ってサイバー攻撃や重要インフラへの
   攻撃を行なうと分析している。

 2,昨年10月の共産党大会で3期目政権を発足させた中国の習近平国家主席への
   権力集中が引き起こす混乱を挙げている。
   習氏が権力を極限まで集中させたことで、政策運営へのチェック機能が働かず
   大きな間違いを犯すリスクが高まっていると予測。

 3,AI=人工知能の技術的進歩は社会の信頼を損ない、
   ビジネスや市場を混乱させる。
   ポピュリストなどは政治的利益のためにAIを武器化し、
   陰謀論やフェイクニュースを広める。

 4,世界的なインフレに対し、各国の中央銀行は金融引き締めを続けています。
   そうした中で世界は景気後退に追い込まれると予測し、
   世界各地で政治的な不安定につながると分析。

 5,イランの抗議デモ。
   女性の頭髪を隠すスカーフの着用を巡って抗議デモが拡大。
   政権崩壊の可能性は低いが、
   過去40年間のどの時点よりもそのリスクが高くなっている。

 、エネルギー価格の上昇は消費者と政府に負担をかける。

 、世界経済の発展で途上国と先進工業国の間に機会均等が縮小し、
   世界中で生活水準の質が向上。
   しかし、新型コロナのパンデミックロシア、ウクライナ戦争、
   世界的なインフレが健康や教育に関する指標の低下する。     

 8,アメリカは世界の先進国の中で最も政治的に偏向し、
   機能不全に陥っている国の一つで政治的暴力のリスクが続いている。

 9,Z世代は1990年半ばから2010年代初頭に生まれた若者で
   生まれたときにすでにインターネットが存在しいたデジタルネイティブ世代です。   
   この世代が新しい政治勢力となり、影響力がさらに拡大すると予測。

10,水不足は世界的かつシステミックな問題になる。
   各国政府は一時的な危機としてしか受け止めていないと認識の甘さを警告。
   世界の企業の3分の2が重大な水不足に直面すると予測。


 番外リスクもどきとして
・ウクライナ支援に亀裂
・機能不全化するEU
・台湾有事
・技術を巡る米中報復合戦

以上のように今年も様々な政治りすくが想定されます。経済環境では景気と
物価動向、アメリカの中央銀行にあたるFRBの利上げ回数と停止時期、
日本銀行の緩和政策修正が注目点です。
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2022年度ユーラシアグループ今年の10大リスク [ニュース]

ユーラシアグループの今年(2022)の10大リスク    

1,No zero Covid
ゼロコロナ政策の失敗
2,Technopolar world
巨大IT企業の影響が強まる世界
3,US midterms
米国の中間選挙
4,China at home
中国の国内政策
5,Russia
ロシア
6,Iran
イラン
7,Two steps greener, one step back
脱炭素政策とエネルギー政策の衝突
8,Empty lands
世界各地に”力の空白”
9,Corporates losing the culture wars
価値観の衝突に敗れる多国籍企業
10,Turkey
トルコ
と発表した。

1,中国が新型コロナの感染封じ込に失敗し、中国国内の消費の落込みやサプライ
  チェーンの混乱といった影響は世界に波及し、経済不安やインフレの加速、
  格差拡大などに対する不満が、各地で政情不安を引き起こす恐れがあると警告した。
  これを”ノー・ゼロコロナ”と表現した。
  中国のワクチンがイマイチのこともあり、中国でオミクロンは大流行し、
  強引な都市封鎖などでは抑えきれなくなる。
  中国は、先進諸国と全く違った展開になると予想。

2,国家や政府の力が及ばない巨大IT企業の影響が強まる世界
  デジタル空間では一握りの巨大IT企業が主役となり、
  個人の思考にも影響を与えると指摘。米国では11月の中間選挙を前に、
  デジタル空間に誤情報がさらに広がり
  民主主義への信頼が損なわれると予測。
  デジタル分野において米中の緊張が高まるだろうとの懸念を示した。
  ドイツでは、ファーウエイの締め出しを明言していないので
  米国から圧力を受ける可能性あり。
  IT巨大企業への課税問題ももめそうである。

3,トランプ前大統領の2024年米国大統領選への出馬を左右するだけでなく、
  歴史的な転換点となるとした。民主党のバイデン大統領の支持率が低下する中、
  野党共和党が議会上下両院の多数派となる可能性があると分析。
  民主党と共和党のどちらが勝っても不正選挙だと批判合戦となり、
  混乱や暴動が起こる恐れがあるとした。トランプ復活は、ドイツにとって悪夢。
  日本は米国と中国の択一をより強く迫られる可能性あり。

4,中国内政
  今年の後半の共産党大会で習近平総書記が異例の3期目政権に踏み出すことが
  確実視されており、習政権に対するチェック機能がほとんどない。
  独裁色を強める中国に対し、ドイツと日本がどう付き合っていくかはますます
  悩ましくなる。

5,ウクライナ情勢を巡るプーチン大統領の次の一手に注目し、
  米露かんけいは極めて危険の緊張状態にある。
  メルケル(東独出身、ロシア語堪能でプーチンの信頼の厚かった)
  なきあとのドイツがプーチンと渡り合うのは大変そう、
  苦労して作ったノルトストリーム2(ロシア産の天然ガスをドイツに運ぶパイプらいん)
   はいつになったら稼働できることやら。

6, イラン
  核合意の立て直しを巡り、対外強硬姿勢を崩さず。
  周辺地域で緊張が高まり紛争リスクも。
  イスラエルがイランを先制攻撃するリスクあり。日本の原油輸入が心配。

7,脱炭素政策とエネルギー政策の衝突
   当面エネルギー価格高騰がインフレや市場不安定化の要因に。

8,世界の力の空白地帯
  アフガニスタンやイエメンでテロ組織が増長、
  ミャンマーなどで難民流出や内戦の懸念
  対立する米中が今年は内向きになる中、
  日本は米中の仲介役としての役割を問われる。

9,価値観の衝突に敗れる多国籍企業
  企業は、環境や人権問題などへの対応を迫られ、高コスト化にも直面。

10,トルコ
   国民の目を経済危機からそらすためのエルドアン大統領の強硬的外交政策で
  周辺地域の緊張も。

ちなみに昨年のリストは、1)米国の分析、2)コロナ長期化 3)グリーン化 4)米中緊張関係 5)データを巡る競争、6)サイバーリスク、7)トルコ危機、8)産油国の
経済財政的困難、9)メルケル退陣、10)中南米危機でした。その大半が今年も
継続する留意点であることが確認できる。



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2021年度ユーラシアグループ10大リスク

ユーラシアグループ今年の10大リスク

恒例の10大リスクは、
 1、アメリカ第46代大統領
 2、長引く新型コロナウイルスの影響
 3、気候変動対策をめぐる競争
   排出ゼロ目標とGゼロの世界
 4、米中の緊張拡大
 5、グローバルのデータ争い
 6、サイバー紛争の本格化
 7、冷え切ったトルコ
 8、原油安の打撃を受ける中東
 9、メルケルドイツ首相退任後のヨーロッパ
 10, ラテンアメリカの落胆

とした。具体的には

1、アメリカ第46代大統領
  2年続けてアメリカの国内政治が最大リスクとなった
  人口の半分が大統領選の結果を非合法としアメリカの分断を浮き彫りにしている
  COVID19ワクチン接種がスムーズに進み、パンデミックが抑制されれば、
  バイデン氏が共和党からも一定の政治的評価を得る可能性があるものの4年後の
  大統領選でトランプ氏が返り咲く可能性があることも指摘しアメリカ社会の
  分断の拡大も警告している。

2、コロナ問題長期化
  COVID19ワクチンは、世界が21年に正常化に向かうことに寄与するが、
  各国がワクチン接種のスケジュール達成に苦しみパンデミックが高水準の
  公的債務や離職者、信頼の喪失という負の遺産を残すと予想

3、グリーン化
  アメリカは、炭素排出の実質ゼロ目標など気候変動のイニシアチブに再び参加
  しようとしているが、より野心的な気候変動対策による企業や投資家のコスト
  と、各国・地域の計画協調を過大評価することによるリスクがある。
  中国、EU, イギリス、日本、韓国、カナダも国内・地域経済をより環境に
  優しいものにすると表明している 
 
4、米中緊張関係の波及
  米中間の経済関係は、今年これまでほど対立的ではなくなるだろうがアメリカから
  同盟国へのストレス波及や他国へのワクチン配布での競争、グリーンテクノロジー
  に関する競争が新たな問題になり緊張が再燃する可能性がある

5、データ競争
  国境を越えたデジタル情報の流れが鈍るに伴い米中間の競争が最重要になり、
  データに依存する企業の重しになるるだろう。中国政府は恐らく国外技術への
  依存を減らし続け、アメリカは国民の個人情報を安全に保つ取り組みを進める

6、サイバーリスク
  サイバースペースにおける国家の行動に関する世界的ルール作成で政府、民間部門
  の両方でほとんど前進が見られず、攻撃やデータ盗難の可能性が高まっている

7、トルコ
  トルコは昨年、危機を回避することができたが21年に入っても脆弱なままであり、
  エルドアン大統領は4-6月に再び圧力に見舞われ、
  景気拡大を促そうとするかもしれないが、
  そうすることで社会的緊張をあおる恐れがある

8、産油国にとって厳しい年に
  中東、北アフリカのエネルギー生産国で抗議活動が激化し、改革が遅れる
  可能性がある。歳入の大半を石油から得るイラクは基本支出予算の確保や
  自国通貨安の阻止に苦しむ公算が大きい。

9、ドイツのメルケル首相退陣
  ドイツのメルケル首相は、欧州で最も重要なリーダーであり、同首相が去れば
  欧州のリーダーシップが弱まる

10、中南米が抱える問題
  中南米諸国がパンデミック以前に直面していた政治、社会、経済問題が一段と厳しく
  リスクがある。アルゼンチンとメキシコでは議会選挙が行われ、エクアドルと
  ペルー、チリは大統領選挙を控えている。ポピュリズムを訴える候補者が増え、
  特にエクアドルでは同国の国際通貨基金プログラムと経済安定を危うくする
  可能性がある

今年は、昨年以上に厳しい年になりそうである。


【編集後記】
 更新が長らく止まっておりましたが、再開してまいります。
 毎年恒例アップしている「ユーラシアグループ10大リスク」ですが
 今年はいつもより重い雰囲気が漂っている気がします。
 新型コロナウイルスの拡大に伴い、生活様式が大きく変わりましたが、
 ワクチンの接種が始まることで、少しでも安心して出歩けるようになることを
 願うばかりです。
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☆今月のピックアップ☆ [ファッション情報]

☆今月のピックアップ☆

新年最初のご紹介は【プレジール】より
新作オリジナル商品のご紹介です!!


ラピスラズリ/ダイヤモンド3連ネックレス
K18イエローゴールドver

ラピスネック小.jpg

ラピスラズリと金のコントラストが華やかなネックレスです。
金の部分はK18を使用、本体はイタリアから仕入れたネックレスを使用しています。
そこに金のミラーボールとラピスラズリを弊社でデザインしてあしらいました。
きれいなダイヤモンドを使用したオリジナルパーツを中央に通す事で、
人がパッと見た時に首元が引き締まってみえるよう工夫しています。
冬のタートルネックでも、夏の胸元の開いたカットソーでも使えます。
こちらの商品は2連でホワイトゴールドバージョンもあります。
イエローならカジュアルな印象に、ホワイトならエレガントな印象になりますね。

+ + + + + + 

真珠ネック小.jpg

先ほどの真珠バージョンになります。
小粒のパールを繋いだだけの1連ネックレスはよく市場にありますが、
こうしたデザインで、しかもオメガタイプの商品は今までありませんでした。
同じくイエローゴールドならカジュアルな印象に、ホワイトなら清楚な印象になります。
パーティーへ着けて行ってもさりげない大人のおしゃれで素敵です。


以上、今回の新作紹介でした。
こうしたオリジナル商品の開発に一層取り組んでいきます。
どうぞよろしくお願いします。
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2020年度ユーラシアグループ10大リスク [ニュース]


2020年度ユーラシアグループ10大リスク


 恒例になりましたユーラシアグループの世界市場を脅かす10大リスクが発表された。これまでユーラシアグループでは、米国内政治を最大リスクに挙げたことはなかった。
でも今年は前例のない形で試される見通しである。


1,誰が米国を統治するか
  11月の大統領選には多くの人が不当で不確実な物だと見なす結果になると指摘している
(世論調査では投票が公正に行われるとした米国人は53%であった)
これにより社会不安やある程度の政治的暴力などに繋がり、外交政策はより不安定になるであろう。

2,技術の分断
  米中テクノロジー企業間の競争は半導体やクラウドコンピューティング、次世代通信規格5G等戦略上重要な分野以外のより幅広い経済活動にも広がる。
その結果中国企業は投資水準が押し下げられ株式上場が妨げられる可能性の性がある。

3,米中関係
事態の打開の可能性は低い。米国は中国企業への出資規制の取り組みや制裁、技術管理など中国に強硬な措置を講じる見込み。これに対し中国は企業を信頼の出来ない組織リストに加えることで報復する。

4,世界の溝を埋められない多国籍企業
各国が経済成長鈍化や格差拡大、安全保障問題に取り組む中、世界的に多国籍企業の経営首脳は一段と対立的な規制環境に直面する

5,インドの首相 モンヂィ
  同国の宗派を巡る不安定さが増すほか、外交政策と経済の両面で後退する見通し

6,欧州の地政学
  欧州は軍事品貿易や技術開発の障壁を取り除こうとして米中と争う予想

7,気候変動に関する政治と経済
環境と持続可能性、ガバナンスの基準を守るように一段の圧力を受けるほか,コスト増にも対応するように求められる。地球温暖化の影響で自然災害が珍しくなくなっているため、社会運動や施錠不安が高まる得る

8,中東(イスラム教シーア派の三日月地帯)
  イランも米国も全面戦争を望んでないとした上でイラク内部での致命的な小競り合いが起きる可能性がある

9,中南米での不満
  成長の停滞や汚職、サービスの質の低さに対する国民の不満が強く、政治の不安定化リスクは引き続き高い。アルゼンチン、エクアドルなど

10,トルコの挑発
エルドアン大統領は、自分の支持率が下がったと感じれば挑発行為に出る可能性が有り、現在でも不調なトルコ経済がさらに打撃を受ける。米国議会主導のトルコ制裁はおそらく今年の前半に発効する見込み。エルドアン大統領がこれに対抗して対米制裁を科せば、緊張は激化する


2020年は、国際政治の転換点にあるであろう。
過去数錠年にわたりグローバリゼーションは、世界の貧困を減らし,平和を支えてきた。
しかし、現在は米中対立や先進国の分断が進み世界的な危機を生みだす可能性が高まっている



【編集後記】

あけましておめでとうございます。
恒例となった10大リスクの記事ですが、去年と比べても一層やばい感じがしますね。
2019年国内は年号が変わり新しい時代を迎えましたが、世界的にも米朝首脳会談、英のEU離脱問題、香港デモなど激動の年でした。
よりスピード感をもって物事に取り組む必要がありそうです。

さて去年の私はというと、とあるバンドにはまって大変日常生活が潤いました。
こんなペースで曲作って大丈夫かな・・・休んでないなこりゃ・・・
と心配する一方で、次はどんな景色を見せてくれるか、というワクワク感もありました。
頑張っている人の周りにはそういう人が寄ってくるんだなって、見ていて思います。

本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
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ジュエリーブランドの歴史を探る① [ファッション情報]

ジュエリーブランドの歴史を探る①


2019年のファッション関係で印象に残ったニュースで1つ取り上げるならLVMHによ
るティファニー買収だ。10月に報道されてから11月25日には買収総額約162億ド
ル(約1兆7600億円)で基本合意したと発表。経営戦略的な部分はさておいて、ティ
ファニーという会社についてなぜそれだけの影響力を持つのか歴史を追いながら調べてみ
た。


Tiffany&Co.年表

1837.09.18
チャールズ・ルイス・Tとジョン・B・ヤング、ティファニーの前身となる会社
ティファニー&ヤングを設立
当時では珍しい、時価ではなく値引きをしない固定価格での販売。文房具や装飾品を扱う

1840年代 ヨーロッパは革命の時代へ
青い表紙のメールオーダーカタログを発行(☆1)
フランス二月革命の頃から貴族を相手に宝石の買い入れを行い、アメリカ国内で宝石商の
地位を確立
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1850年代 カルフォルニアゴールドラッシュ、アメリカ黄金期
銀細工士ジョン・C・ムーアの事業を買収、銀製品の取り扱いを始める
SV925(スターリングシルバー)の基準を米国で初めて採用
ティファニー氏が会社の全権を掌握、Tiffany&Co.に改称。
カタログの表紙でもあるティファニーブルーをカンパニーカラーとして採用(☆2)
時計事業に進出、スイスに時計工場を建設。

1860年代 日本は文明開化、アールヌーヴォーの流行
米国初のストップウォッチを開発
ゴールドのファッションジュエリーの取り扱い開始
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1870年代
クンツ博士がティファニー社に加わる(☆3)
以後、モルガナイト、クンツァイトなど新しく命名した宝石を世に送り出す
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キンバリー産イエローダイヤモンドの原石287.42ctを購入。
カットしたダイヤは「ティファニーダイヤモンド」の名で本店に展示されている

1880年代
米国の国章のデザインを刷新。(現在の1ドル札)
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ティファニーセッティングを考案。
ルーブルで行われたオークションで旧フランス王家所有の宝石コレクションを大量に買い
入れ話題になる


1900年代以降~

1900年のパリ万博でティファニー氏の息子ルイス・カムフォート・ティファニーが作品
を出展。
ニューヨーク・アールヌーヴォーの第一人者として好評を博す
翌年父チャールズが死去。アーティストディレクター顧問として後世にも影響を与える
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1940年ニューヨーク五番街に本店オープン。
(1961年映画「ティファニーで朝食を」で有名)
1969年リターントゥティファニーキーリング発売(☆4)
1978年NBAチャンピオンシップのトロフィー制作依頼を受け制作(☆5)
2000年ティファニー財団を設立。環境保護やアートなど社会貢献を掲げる(☆6)
ざっくり追ってみたつもりでも、各時代で斬新さや話題性に事欠かない。

いくつかピックアップすると
☆1 ブルーブックの発行(1840年代)
当時まだ独立から100年経っていない米国にはヨーロッパのように高価な宝石は流通して
いなかった。ティファニーは海の向こうの上流階級社会で所有されている名品を米国内の
エリート向けに紹介し、オーダーを受けるという現在でいうカタログ販売形式を導入。
このカタログは現在でもティファニーの最新ハイジュエリーを紹介するブルーブックとし
て年一回発行されている。
歴史的地盤を持たないアメリカのエリート達が求めているものを的確に売り込んだといえ
る。
その後1887年には旧仏王家の宝石を買い占めている。ヨーロッパ側の目にはどのように
映っただろうか。

☆2 ティファニーブルー
ひと目見ればどこのモノかわかる、というアイコンはハイブランドならば必ずあるものだ
が、
それが単色のブルー、というのは結構すごいことではないだろうか?
由来はコマドリの卵の色。コマドリはヨーロッパ、特に英国で最も親しみ深い鳥、色は高
潔さと真実を表す。

☆3 色石を語る上では欠かせないのがクンツ博士。
彼を起用したことでティファニーは他にはない宝石を売る特別な宝石商となった。
米国モンタナ州で産出されたモンタナサファイアのように自国で採れた宝石も当時の人々
の心を掴んだことだろう。若手の才能を発掘してプロデュースするというのは現代にも通
じるものがある。
1968年にはタンザナイト、1974年にはツァボライトが世に送り出されている。どちらも
ゾイサイト、ガーネットと既存の宝石に産地の名を付けて売り出してプレミア感を演出し
ている。
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7pgem.JPG

☆4 今で言うタグづけ、顧客のデータ登録システム。
ハートのキーチェーンを拾った人が店に届ければ持ち主に連絡がいくシステムである。
オンリーワンの演出とストーリー作りが本当に上手い。
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☆5 1ドル札の国章同様、米国における社会的な存在感の強さが見える部分。
NFL、WBC、全米オープンなどメジャースポーツの優勝トロフィーの数々を手掛けてい
る。
日本のセ・リーグ、Jリーグの優勝トロフィーもティファニー製である。

☆6
世界規模のブランドは社会貢献についても高い関心を示す。
もちろん倫理的な部分もあるが、関連団体の支持が得られるメリットがあるからだ。(環
境保護団体や人権団体など)
紛争ダイヤに対応する処置として近年ブランドや協会が取り組みを行っているが、
ティファニーでは2019年にダイヤモンド原産地の情報公開をスタートさせた。今年には
研磨やカットの工程についても情報開示を目指すという。
こうした社会の動向にいち早く対応しようとする姿勢は昔から受け継がれてきているのだ
ろう。


ハイブランドについてこうして改めて調べてみると、世界的規模に成長するまでにはやは
りそれなりの歴史があるということがよく分かった。
多くの人々に受け入れられる理由について他のブランドについても引き続き探ってみたい
と思う。

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コートールド美術館展 [美術館]

コートールド美術館展~魅惑の印象派~

マネ 晩年の傑作〈フォリー=ベルジェールのバー〉来日
他、〈草上の昼食〉など傑作が勢揃い
 

 1.フォリー=ベルジェールのバー(エドゥアール・マネ 1882年) 
フォリー=ベルジェールのバー.png 


2. アルジャントゥイユのセーヌ河岸(エドゥアール・マネ 1874年) アルジャントゥイユのセーヌ河岸小.jpg


3.草上の昼食(エドゥアール・マネ 1863年)
草上の昼食小.jpg


4.カード遊びをする人々(ポール・セザンヌ 1892-96年)
カード遊びをする人々小.jpg 


5.舞台上の二人の踊り子(エドガー・ドガ 1874年)
舞台上の二人の踊り子小.jpg


6.傘をさす女性(エドガー・ドガ 1870-72年)
傘をさす女性.jpg


7.桟敷席(ピエール=オーギュスト・ルノワール 1874年)
桟敷席小.jpg




日付 2019年11月20日(水)
場所 東京都美術館 (上野)
時間 15:40~17:00頃


〈会場の雰囲気〉
 ・作品の展示数は60点。他、手紙や購入した際の領収証など
  資料展示がたくさんあった。ブロンズ像もある。

・展示会場はコートールド邸の写真が壁に貼られていて
 実際に展示品が飾られていた様子が再現されている。

・仕切っている壁は、一部窓のように切り抜かれている。
 
・映像は短い3分程度の上映があった。
 展示の中盤に映像スペースが設けられていた。

・序盤はあまり混雑せず、均等に人が流れていた。


〈見学者の様子〉
 ・60代~70代の男女。(シルバーデー65歳以上無料の日だった)

 ・男:女=1:3。

 ・夫婦で来ている人、女性は友達同士で来ている人が多い。
  男性はひとりで来ている方もいた。

 ・音声ガイドを使用している人がかなりいた。
  見た感じ全体の4割くらい。

 ・入場まで15分ほど待った。


〈土産物コーナーの状況〉
 ・ポストカード、マグネット、ポスター、Tシャツ、お菓子、ノートなどの
  商品展開があった。
  他チケットホルダーの展開があった。

 ・アクセサリーの販売はなかった。お菓子も少ない。

 ・ポストカードとマグネットはよく手に取られていた。

 ・今回展示されていた作家の年表グッズは面白いと思ったが
  トートバッグが黄色のカラーしかなくて残念だった。

 
〈この展示会で感じたこと
・解説が簡潔でわかりやすかった。
  章ごとに 1.画家の言葉から読み解く 2.時代背景から読み解く 
  3.素材・技法から読み解く となっていてわかりやすかった。

 ・序盤はセザンヌの有名な風景画などではじまり、
  中盤に向かうにつれ盛り上がっていく感じがとてもよかった。

 ・序盤は混雑しがちだがうまく流れていたと思う。
  また中盤の映像スペースも後ろを人が通れるようになっていて良かった。
  上の階にいく手前にスペースを設けたのも正解だと思う。

 ・個人的にはセザンヌの人物画はとても新鮮だった。
  ドガの〈舞台上の二人の踊り子〉〈傘をさす女性〉はかなりグッときた。
  〈桟敷席〉はいきいきした色使いと人間味を感じるところがよかったし、
  展示のメイン〈フォリー=ベルジェールのバー〉も写真で見るより実物の方が魅力的だった。
蠱惑的な表情にうっとりしてしまった。

 ・久々にポストカードで足りなくて図録を買った。

 ・コートールド氏センスが良すぎる。

〈背景〉
 ・会期 2019年9月10日(火)~12月15日(日)

 ・会場 企画展示室
  休室日月曜日、9月17日(火)、9月24日(火)、10月15日(火)、11月5日(火)
  ※ただし、9月16日(月・祝)、9月23日(月・祝)、10月14日(月・祝)、11月4日(月・休)は開室開室時間9:30~17:30(入室は閉室の30分前まで)
   夜間開室金曜日、10月16日(水)、11月2日(土)、11月20日(水)、11月30日(土)、
   12月7日(土)、12月14日(土)は9:30~20:00(入室は閉室の30分前まで)

 ・主催 公益財団法人東京都歴史文化財団 東京都美術館、朝日新聞社、NHK、
     NHKプロモーション
 
 ・後援 ブリティッシュ・カウンシル協賛凸版印刷、三井物産、鹿島建設、
     ダイキン工業、大和ハウス工業、東レ協力日本航空
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今月のピックアップ [ファッション情報]


★今月のピックアップ★

今月のピックアップは【プレジール】より
ダイヤ商品のご紹介です!!

澄んだ美しい夜空をイメージしてPOPをつくりました。
セクシーさとエレガントさを兼ね備えた商品です。


プレジールPOP20191029.jpg


ネックレスは夜空に浮かぶ星座のようなネックレス。
星座は古より、その配置の特徴などから・・・
昔の人々が想いをめぐらせて生まれたものです。
とてもロマンチックですね。
美しいダイヤが首元を照らします。

リングは流れ星のようなデザイン。
流れ星の中でもひときわ燃え輝く・・・
【火球(BOLIDE)】のようなイメージが湧きます。
辺りがパッと明るくなって、はっと息を呑むような感動。
クールでエレガントなリングです。

秋が深まり厚手のセーターやコートが登場するこの季節に
ぜひ身に着けたいジュエリーです。



〈編集後記〉

しばらく更新できず申し訳ありませんでした。
今年は仕事の大きな変化で、思った以上にバタバタしてしまっています。
毎日投稿しているYouTuberはすごい・・・尊敬します。

10月はサンライズの作品展がありました。
弊社の在庫の他に、
センターテーブルに毎回異なるブランドの宝石を飾り付けして
お客様をおもてなしする展示会です。

今年のセンターテーブルにはナプキン織りの飾り付けをしてみました。
(フレンチに行くとお皿の上に飾ってある、アレです)

折り方にたくさんのバリエーションがあって、テーブルが華やぎました。
【薔薇】【タキシード】は簡単。

image4小.jpg

image7小.jpg

image8小.jpg


飾り付けもこういう風だと楽しい。
日々の忙しさに流されず、こういった遊び心を大切にしていきたいです。


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クリムト展~ウィーンと日本1900~ [美術館]

クリムト展~ウィーンと日本1900~

待望のクリムト展 
日本では過去最多となる油彩画25点以上を紹介しています。
 

1.ユディトⅠ(グスタフ・クリムト 1901年) 
ユディトⅠ小.jpg

2. 女の三世代(グスタフ・クリムト 1905年) 女の三世代小.jpg

3.ヌーダ・ヴェリタス(裸の真実)(グスタフ・クリムト 1899年)
ヌーダ・ヴェリタス小.jpg
4.鬼火(グスタフ・クリムト 1903年)
鬼火小.jpg

5.アッター湖畔のカンマー城Ⅲ(グスタフ・クリムト 1909/10年)
アッター湖畔のカンマー城Ⅲ小.jpg

6.家族(グスタフ・クリムト 1909/10年)
家族小.jpg




日付 2019年6月20日(木)
場所 東京都美術館 (上野)
時間 14時30分~16時00分頃

〈会場の雰囲気〉
・総展示品は120点。

・作品はあまり大きいものは無かった。
 習作や写真、資料などもちらほらある。

・大きな展示は、壁画の原寸大複製があった。
 
・映像は小さめのテレビモニターが3台並んでおり、立ってみる形式だった。
 あと、入り口脇に小さめのモニターと椅子が何個かあった。

・絵画だけでなくポスターの展示もあった。


〈見学者の様子〉
・20代~70代の男女。

・男:女=1:3。

・20代から40代はカップルや夫婦で来ている人が多かった。
 50代以上だと、家族や友達同士で来ている人が多かった。

・音声ガイドを使用している人は全体の2割くらい。
 男女ともに利用している。

・平日にも関わらず、絵の前に人がいっぱいになるくらい
 来場者が多かった。


〈土産物コーナーの状況〉
・ポストカードは一人3~5枚程度買っていた。

・図録もまあまあ手に取られていた。

・クリアファイルはよく手に取られていた。

・Tシャツ、トートバッグ、ハンカチ、ノート、白ワイン、お菓子などの展開があった。

・特に金箔入り白ワインは推されていた。
 ハンカチは9種類ほどあって、人気の柄は売り切れていた。


〈この展示会で感じたこと〉
・金箔や鮮やかな色彩の絵画は、これぞクリムト!という感じがした。

・見栄えするだけでなく、生と死というテーマが「赤子・女性・老婆」によって表されていたり、
 「蛇・裸の女性・鏡」で罪や真実を表現したりしている。
 コンセプトに基づきモチーフも意味のあるものを選んでいるので、鑑賞していて楽しかった。

・一方で、クリムトの風景画は初めてみた。
 色鮮やかな絵画とは対照的に、穏やかな印象を与える絵で新鮮だった。

・ベクトルは違うが、死のイメージや性を感じる表現はムンクと似たものを感じた。
 (実際はどうかわからないけれど)
  ただムンクよりも分かりやすい表現だな、と思った。

・平日にも関わらず、人がたくさんいた。
 休日はもっと混んでいそう。

・映像展示が立ってみる形式で、展示の後半に設置されていたので、
 渋滞することはなかった。


〈背景〉
 ・[会 期]2019年4月23日(火)〜 7月10日(水)
       ※休室日5月7日(火)、20日(月)、27日(月)、
             6月3日(月)、17日(月)、
             7月1日(月)

 ・[開室時間]午前9時30分~午後5時30分
         ※金曜日は午後8時まで(入室は閉室の30分前まで)
         ※7月4日(木)、6日(土)は特別夜間開室のため
           午後8時まで(入室は閉室の30分前まで)

 ・[会 場]東京都美術館 企画展示室

 ・[主 催]東京都美術館(公益財団法人東京都歴史文化財団)、
       朝日新聞社、TBS、
       ベルヴェデーレ宮オーストリア絵画館 Belvedele

 ・[後 援]オーストリア大使館 / オーストリア文化フォーラム
       JAPAN - AUSTRIA 1869 - 2019

 ・[協 賛]ショップチャンネル、セコム、
       損保ジャパン日本興亜、
       大日本印刷、竹中工務店、トヨタ自動車、三菱商事、
       パナソニック、みずほ銀行

 ・[協 力]全日本空輸


タグ:クリムト
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