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今年の世界十大リスク予想、2017 [ニュース]

今年の世界十大リスク予想、2017


政治リスクの調査会社ユーラシアグループが発表した今年の十大リスクは、
 1)独立したアメリカ
 2)中国の激しい対応
 3)力を失ったメルケル
 4)インドなどで構造改革進展なし
 5)テクノロジーと中東
 6)中央銀行の政治化
 7)ホワイトハウス対シリコンバレー
 8)トルコ
 9)北朝鮮
10)南アフリカ
であった。


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アメリカが同盟国や国際機関、通商条約から距離置くリスクがくすぶる。
ユーラシアグループの代表イアン・ブレマーは、アメリカの指導力低下でリーダー不在となる世界を”Gゼロ”と名付け、危険性を指摘してきた。
トランプ氏がアメリカ大統領に選ばれたことで
Gゼロの世界がそこまできていると改めて警鐘を鳴らしている。

2位の中国は、秋の党大会を経て習近平政権が2期目に入る。
最高指導者が大幅に入れ替わる予定で、
改革開放以降で最も複雑なイベントになるだろうと予想される。
習氏は、中国の利益に対する外からの挑戦に対し敏感になり、
これまで以上に外交問題について強硬に対応すると考えられている。

3位には、メルケルドイツ首相が力を失ったヨーロッパである。
難民問題の悪化、フランスの大統領選挙での国民戦線のルペン候補の動向、
全く先の見えなくなってきたギリシャ問題、イタリアの銀行問題、トルコの扱い方など、
今年のヨーロッパはには問題が山積みである。


大きく世界が変わろうとしている今、世界の動きに注意して下さい。





〈編集後記〉
※本「天使と悪魔 ダン・ブラウン著」「インフェルノ ダン・ブラウン著」についてのネタバレを含みます。


「天使と悪魔」 読了しました。
専門的な内容も多く出てきますが、話の構成はシンプルでわかりやすいので、
短い時間でもさくさく読み進めることができました。
単行本は上中下巻に分かれていて、かさばらないので、持ち運びやすかったです。

イルミナティを名乗る組織が、セルンから多量の”反物質”を盗み出した。
1人の科学者が惨殺されており、その胸にはイルミナティの焼き印が押されていたのだ。
”反物質”は1ミリグラムでも膨大なエネルギーを生み出す物質で、
その爆発の様子はまさにビッグバンの再現・・・もし地上で爆発を起こしたら・・・
特殊な装置のバッテリーが尽きるのは、持ち出しから24時間。
大学教授ロバート・ラングドンとセルンの科学者ヴィットリアは、
”反物質”を取り戻すべくヴァチカンへ向かう。
最後にわかる衝撃の事実とは。

見所のひとつは、実在する美しい建築や美術品の数々ですが、
「インフェルノ」では情景描写が細かであるので疾走感があり、
一方で「天使と悪魔」は1カ所をじっくり描写することで、
敵の本拠地に近づいているという緊迫感が強かったように思います。

また、この小説には対立する言葉が多く出てきます。
”神と科学” ”ヴァチカンとイルミナティ” ”物質と反物質”
そして ”天使と悪魔” など・・・
「科学こそ新しい神」という主張と「科学の中に神の姿が見えないのか」という主張。

物事に二面性があるのは当然ですが、この小説を読むと、
どちらが正しいか正しくないかというよりも、
どちらが正しいと感じるかが大事なのだと思いました。
あるいは、相反するものの中にも共通することはあるのかもしれません。


今年も世界でたくさんの出来事が起こる、怒濤の年になりそうですが、
よく見極め、判断をしていきたいものです。


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