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冬の銀座を歩く話 [美術館]

冬の銀座を歩く話


最近どうも大きな美術館は混んでいて疲れてしまうので、
あまり知られていない所に足を運んでいる。
銀座は画廊や個展向けのギャラリーが結構あることだし、
そこで別の展示の情報が拾えることもある。
大抵こじんまりとしていてふらっと立ち寄るにはちょうどいい。
(その後一服する場所には事欠かないし)

そんな銀座だが、ブランド店のギャラリーについてはご存知だろうか?
今回はウィンドウショッピングとはちょっと違うブランド店の覗き方の話だ。


+++++
シャネルネクサスホール
11月にリニューアルオープンした並木通り店も気になるが、
ここで紹介するのは3丁目に位置する銀座店。
4階にあるネクサスホールでは主に写真展とコンサートが開かれる。
店内を入って左側にまっすぐ進んだ先のエレベーターを利用する。
上に行くボタンもロゴデザインになっている。
写真展を楽しんだら、階段で各階に寄ることもできる。
建物内すべてがブランドの空間なので、
百貨店内とは違う魅力が感じられるはずだ。

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開催中:「フランク ホーヴァット写真展」
2018年1月17日(水)- 2月18日(日)
入場無料
https://www.fashionsnap.com/article/2017-10-31/frank-horvat-chanel/

ホーヴァット展自体もお薦め。
内容はもちろん、展示によって変えるという黒の壁面も光の通り道を計算した面白い設計になっている。
妥協を許さない一流ブランドがデザインする空間自体も一見の価値はある。
ポートレートがお好きな方は四丁目のArt Gallery M84「写真展『伝説の映画スターたち、
オードリー等』」( 2018年1月29日(月) ~ 3月17日(土))にも足を伸ばしてみては。


++++++
銀座メゾンヘルメス
ビルのウィンドウディスプレイを街に開かれた劇場と呼び、
10階にはミニシアター、8階にアートギャラリーを構える銀座のヘルメス。
シアターは会員登録の上予約が必要。
さまざまなクリエイターが一つの年間テーマを表現するウィンドウはもちろん、
知る人ぞ知る8階ギャラリーも一度入ってみては。
こちらは現代アートの展示を主としている。

開催中:「グリーンランド」 中谷芙二子+宇吉郎展
2017年12月22日(金)~2018年3月4日(日)
入場無料http://www.maisonhermes.jp/world/art-culture/


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POLA ミュージアム ANNEX
「美容」「美術」「美食」をコンセプトに掲げるポーラ銀座ビルのアート空間。
ポーラ といえば箱根のポーラ美術館がお馴染みだが、
一丁目の新ポーラ銀座ビル3階にもポーラ ミュージアム アネックスがある。
現代の若手クリエイターの助成を目的としており、展示もそちら寄り。
仕事帰りに立ち寄るも良し、2階の茶房、9-12階のレストランと併せて楽しむも良し。

開催中:「Materials & Methods」グレース・タン
2018年1月19日(金)〜2月18日(日)
http://www.po-holdings.co.jp/m-annex/


路面店はドアボーイが立っていたり、
買うつもりもないのに入るのは敷居が高いと感じている人は
こうした展示の鑑賞を口実にしてみてはどうだろう。
好きなブランドをより密度の濃い空間で堪能できるはずだ。
他にも現代アートや作家物が好きな人は
百貨店の画廊やギャラリースペースを覗くのも良いかもしれない。
思わぬ出会いがあるかも。


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和光はバレンタインに向けたディスプレイへ。
イルミネーションの季節もいよいよクライマックス。寒さに負けずに最後まで楽しもう。
それでは。

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2018年 ユーラシアグループ10大リスク [ニュース]

2018年 ユーラシアグループ10大リスク

 毎年恒例のユーラシアグループ10大リスクが発表された。
2017年の10大リスクの首位は、”独立したアメリカ”であった。
米国第一主義を掲げるトランプ米大統領の登場で米国が世界の諸問題解決で
リーダーシップを取らなくなり世界が不安定化するというものである。
これに対して、今年の首位は中国の影響力が強まるとみる。
中国は、広域経済圏構想”一帯一路”や
インフラ投資などを通じて関係国への影響力を強めると予測。
存在感の低下する米国の間隙(=真空状態)を突くように中国が台頭すると考えた。

1,中国は真空状態を愛す
  米国不在の間隙=真空状態を突いて中国が影響拡大

2,偶発的なアクシデント
  米欧などの先進国の影響力が弱くなっていることから北朝鮮やシリアなど
  の国際的な紛争が起こるというリスク

3,世界的なテクノロジーの冷戦
  イノベーションの最新の波は、2018年に重要な役割を果たす
  インターネットとテクノロジー分野のより広い緊張の時に発生する

4,メキシコ
  NAFTA再交渉と7月の大統領選の結果により、
  メキシコの長期的見通しの決定的の瞬間になる
  反米を掲げる候補が当選すれば、外資導入など従来の経済重視路線が変更を迫られ、
  進出する日本企業も影響がでる

5,米、イラン関係
  原子力協定が失敗すれば、世界は新たな危険な動きに突入

6,組織、機関の衰え
  官僚制度に対する一般的な信頼は低下し、既存システムが信頼を失った

7,保護主義 2.0
  反体制勢力の動きは、政策立案者に世界経済競争のより商業主義的アプローチ
  へのシフトを余儀なくさせた。つまり保護主義が再び強まる。

8,イギリス
  英国の混迷は、激しいBREXIT交渉と困難な国内政治の両方

9,南アジアの政治
  南アジアのアイデンティティ政治は、経済プランナーや外国人投資家に
  予期せぬ課題を引き起こして、ますます繁栄しつつあるこの地域の未来を脅かす

10,アフリカの安全保障
  アフリカの不安定な周辺地域からの負の逸出効果は、大陸の成功事例を
  ますます損なう

と書いてある。
 今年の大きな特徴として、世界でのリーダーたる国家が無くなり、
自国中心のナショナリズムの台頭が挙げられている。
それによる最大のリスクは、世界秩序すなわち、平和と地域交流への影響である。
既存の制度、仕組み、組織(国家ないし地域、グローバルレベルの組織)
の役割や運営方法での変化の必要性等が爆発的に生じているにもかかわらず、
それに対応しきれていないことによるものがあらゆる方面で発生しているようである。
全人類の英知を集中して、これらの問題解決へ舵を切る転換の年にすべきである。
リスク回避もさることながら、リスクを緩やかに受け入れながら、被害を最小、かつ
関係者間に平等にとどめるための方策を協議することが大切である。
問題を先送りしないで出来ることから着実に実行することを、各国が責任を持つとともに、
助け合いの仕組みも考慮すべきある。



〈編集後記〉
 私は新年早々、胃腸炎になってしまい、1週間ほど寝込んでいました。
3日の日から胃をしぼられるような腹痛が続いて、
病院にかかるとおそらくウイルス性の胃腸炎だろうと・・・
ウイルス性だと対症療法になるので、脱水症状にならないよう、
こまめに水分を摂って過ごしておりました。
これでも軽い症状だというから驚きです。
もう二度とかかりたくないですね・・・笑

 こうした自分では予測できなかった病気や事故は突然降りかかるのだなと思います。
いや、本当は予測できたのかもしれません。
今思えば師走で慌ただしく、飲み会も多かったですから、
免疫力が下がっていたのかも。

 今回のユーラシアグループの10大リスクは、
自分たちの生活の中ではあまり実感の無いものですが、
去年のリスクで上げられていた、アメリカや北朝鮮はずっと話題に上がっていました。
こうしたリスクが自分の足下にじわじわと近づいている事を知り、
そして予測できるリスクを回避することを念頭に置いて、
今年一年もまた過ごしていきたいですね。

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