今月のファッション情報 2017SS [ファッション情報]
2017春夏カラー【ファッション情報】
寒暖の変化が大きかった今年の冬もいよいよ終盤。
そろそろ次の季節の傾向もチェックしておかねば…
という訳で今月はファッション情報をお届けする。
緑を始めとした自然をイメージする色が多いのが2017のトレンドカラーの特徴だ。
インターカラー(国際流行色委員会)の選定に始まり、
パントーン社から発信されるその年の世界の流行色。
まず注目したいのは、パントーン社が発表した今年のトレンドカラー【緑】。
加えて春夏のトレンドカラートップ10。
primrose yellow (サクラソウ)、
pale dogwood (ハナミズキ)、
hazelnut …自然を想起させる、優しい色がそろう。
男女を問わず人気があるlapis blueは注目度が高く、これから一気にブレイクしそうな予感だ。
ランウェイでは、ワントーンで美しくまとめるスタイルに対して、
ライトカラー同士のコーディネートによる奇をてらった着こなしも面白い。
春夏の定番といえば忘れてはいけないのが花柄。
写実的かつ落ち着いた印象が多かったボタニカルから変化して、
咲き誇る花々で包み込むような、明るく瑞々しいムード。
季節を感じさせる満開のランウェイはまさに花園。
まだまだ桜の蕾は固い季節だが、一足先の春をお届けした。それではまた。
〈編集後記〉
※本「新月譚 貫井徳郎著」についてのネタバレを含みます。
「新月譚」読了しました。
単行本で600ページ近かったにも関わらず、最初から最後まで一気に読んでしまいました。
この小説を書いたのが男性であることを度々忘れてしまいます。
元小説家、咲良怜花の元を訪れたのは、若い男性編集者。
咲良の小説のファンであった彼は、
彼女が人気絶頂の最中に筆を折った理由を聞くことに成功する。
それは誰にも語ったことの無い彼女の半生の物語だった。
21歳の咲良、本名後藤和子は転職先の若い社長、木之内と恋仲になる。
彼の浮気性に苦しめられるが、そのことを除けば素敵な恋人である彼を受け入れようと務める和子。
容姿に対する強い劣等感から、コンプレックスだった顔の大きな黒子を除去することで少し自信を取り戻す。しかし、木之内とのことを相談していた高校の友人、季子が裏切り木之内と結婚。
和子は荒れ、新しい人間に生まれ変わろうと顔を丸ごと整形し、
誰もが振り向く容姿を手に入れた・・・
顔を丸ごと変えてしまったために、整形前でも後でも自分を受け入れてくれた木之内は一層特別な存在になり、和子は執着を深めますが、
その内なる執着に対して和子がしばらく経ってから気づいたことが面白いです。
趣味で始めた小説が新人賞をとったことがきっかけで二人は再会しました。
「咲良怜花」のペンネームを考えたのは木之内ですが、
命名された時、和子は木之内のことを本当に諦められなくなったのでしょう。
しかし、和子でも怜花でも選んだ人は一緒でした。
容姿は勇気があれば変えられるけれども、心や性格はなかなか変えることができないようです。
彼女は彼によって苦しめられましたが、その苦しみ悲しみを糧に小説家として人気を博することになりました。
彼女にとって名声は彼の興味を引くものでしかありませんでしたが、
世間に名を残したことは怜花にとって大きな意味になったと思いたいです。
見た目が変われば当然似合う服も変わってくるので、
和子は今まで来たことのなかった大胆な服も楽しんで着こなしていました。
ただ、ファッションを楽しむキーとなるのはコーディネイトです。
流行をおさえつつ上手に着回して、自分に似合うものを見つけていきたいですね。
寒暖の変化が大きかった今年の冬もいよいよ終盤。
そろそろ次の季節の傾向もチェックしておかねば…
という訳で今月はファッション情報をお届けする。
緑を始めとした自然をイメージする色が多いのが2017のトレンドカラーの特徴だ。
インターカラー(国際流行色委員会)の選定に始まり、
パントーン社から発信されるその年の世界の流行色。
まず注目したいのは、パントーン社が発表した今年のトレンドカラー【緑】。
加えて春夏のトレンドカラートップ10。
primrose yellow (サクラソウ)、
pale dogwood (ハナミズキ)、
hazelnut …自然を想起させる、優しい色がそろう。
男女を問わず人気があるlapis blueは注目度が高く、これから一気にブレイクしそうな予感だ。
ランウェイでは、ワントーンで美しくまとめるスタイルに対して、
ライトカラー同士のコーディネートによる奇をてらった着こなしも面白い。
春夏の定番といえば忘れてはいけないのが花柄。
写実的かつ落ち着いた印象が多かったボタニカルから変化して、
咲き誇る花々で包み込むような、明るく瑞々しいムード。
季節を感じさせる満開のランウェイはまさに花園。
まだまだ桜の蕾は固い季節だが、一足先の春をお届けした。それではまた。
〈編集後記〉
※本「新月譚 貫井徳郎著」についてのネタバレを含みます。
「新月譚」読了しました。
単行本で600ページ近かったにも関わらず、最初から最後まで一気に読んでしまいました。
この小説を書いたのが男性であることを度々忘れてしまいます。
元小説家、咲良怜花の元を訪れたのは、若い男性編集者。
咲良の小説のファンであった彼は、
彼女が人気絶頂の最中に筆を折った理由を聞くことに成功する。
それは誰にも語ったことの無い彼女の半生の物語だった。
21歳の咲良、本名後藤和子は転職先の若い社長、木之内と恋仲になる。
彼の浮気性に苦しめられるが、そのことを除けば素敵な恋人である彼を受け入れようと務める和子。
容姿に対する強い劣等感から、コンプレックスだった顔の大きな黒子を除去することで少し自信を取り戻す。しかし、木之内とのことを相談していた高校の友人、季子が裏切り木之内と結婚。
和子は荒れ、新しい人間に生まれ変わろうと顔を丸ごと整形し、
誰もが振り向く容姿を手に入れた・・・
顔を丸ごと変えてしまったために、整形前でも後でも自分を受け入れてくれた木之内は一層特別な存在になり、和子は執着を深めますが、
その内なる執着に対して和子がしばらく経ってから気づいたことが面白いです。
趣味で始めた小説が新人賞をとったことがきっかけで二人は再会しました。
「咲良怜花」のペンネームを考えたのは木之内ですが、
命名された時、和子は木之内のことを本当に諦められなくなったのでしょう。
しかし、和子でも怜花でも選んだ人は一緒でした。
容姿は勇気があれば変えられるけれども、心や性格はなかなか変えることができないようです。
彼女は彼によって苦しめられましたが、その苦しみ悲しみを糧に小説家として人気を博することになりました。
彼女にとって名声は彼の興味を引くものでしかありませんでしたが、
世間に名を残したことは怜花にとって大きな意味になったと思いたいです。
見た目が変われば当然似合う服も変わってくるので、
和子は今まで来たことのなかった大胆な服も楽しんで着こなしていました。
ただ、ファッションを楽しむキーとなるのはコーディネイトです。
流行をおさえつつ上手に着回して、自分に似合うものを見つけていきたいですね。